東京支部

東京支部総会の案内

                              平成31年1月10日

 青藍会東京支部会員の皆様へ

                         青藍会東京支部長

                            上 田  茂

     平成31年青藍会東京支部総会・講演会の開催について


 先生には益々お元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。

 さて、恒例の青藍会東京支部総会・講演会を下記のとおり開催します。徳島大学を離れて、
多方面でご活躍のことと存じます。いろいろとお忙しいかと存じますが、懇親会等でお互い
に意見交換できる貴重な機会ですので、何卒、ご出席をお願い申し上げます。

 また、青藍会東京支部メーリングリストにつきましても、登録の希望の有無をお伺いします。
会員間の情報交換を行っていますので、登録されていない場合は登録をお願い申し上げます。

 なお、ご都合等につきまして、出欠確認票にご記入のうえ、平成31年3月1日(金曜日)
までにファックス送信をお願いいたします。

                記

  • 日 時

   平成31年3月9日(土曜日)午後5時~午後9時

    講演会(午後5時~午後6時)

    総会(午後6時10分~午後6時40分)

    懇親会(午後6時50分~午後9時)

  • 会 場

   日比谷松本楼本店

    東京都千代田区日比谷公園1-2

    電話 03-3503-1451

    ホームページ http://www.matsumotoro.co.jp/

    東京メトロ、都営地下鉄

    東京メトロ日比谷線・丸ノ内線「霞ヶ関駅」B2/B1A/B3A出口

    東京メトロ千代田線・日比谷線、都営地下鉄三田線「日比谷駅」A14出口

  JR

    JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」日比谷口

 

  • 講 演 会

   「乳癌治療の変遷と今後」

   東京都済生会中央病院乳腺外科部長

   佐藤 隆宣 先生(医学部39期)

・ 会 費

   10,000円(初期研修医・後期研修医は無料)

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青藍会東京支部は、毎年3月に支部総会・講演会を開いています。

 平成29年は、3月11日(土)午後5時から開催します。

   講演会 (午後5時~午後6時)
   総 会 (午後6時~午後6時30分)
   懇親会 (午後6時30分~午後8時50分)

 会場は、日比谷公園の中にあります「日比谷松本楼」(千代田区日比谷公園1-2、電話:03-3503-1451)です。
 前回の会場と異なっていますので、よろしくお願いします。

 講演の講師は、小松眞先生(東京支部名誉支部長、医大2期)が「医師としての人間力を考える~徳島医科大学の思い出を含めて~」のテーマでお話されます。
 また、岡慎一先生(国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター長、医学部28期)が「エイズ診療は、どこまで来て、どこへ向かうのか」のテーマでお話されます。
 会員へのご案内は、別途、文書でご案内します。
 お互いに意見交換して、親睦を図る貴重な機会ですので、いろいろお忙しいと思いますが、多くの方のご参加をよろしくお願いします。

 小松先生と岡先生の講演の抄録は以下のとおりです。


東京支部長  上 田  茂 (医学部20期)   




 

医師としての人間力を考える~徳島医科大学の思い出を含めて~

青藍会東京支部名誉支部長  
小 松  眞 (医大2期)  


 私は広島の原爆を体験しています。原爆投下直後、救援活動をしていた時、全身が焼けただれた幼い子が水を求めてきました。水筒の水を飲ませてあげると、ニコと笑い、そのまま倒れて亡くなりました。助けてあげる事が出来なかった。そのやり切れない気持ちが、医師になろうとしたきっかけです。

 医師としての必要な人間力は五つ有ると私は考えます。
 1つは志です。病に苦しむ人を助けたい。
 2つ目は品格や品位です。どの職業にも云える事ですが、医師として非常に重要です。
 3つ目は思考力、判断力です。正確な診断が必要です。品位、品格を高めるためにも必要です。
 4番目は学習力、技術力を当然持たなければならない、必須の資質です。
 5番目はコミュニケーション能力です。患者さんだけでなく、周りのスタッフ、地域の人とも良好な関係を持ちたい。幅広い人格を持ちたいものです。自らの努力に加えて人に育ててもらう事が大切です。

 医療は生命に関わる仕事です。
 自分の健康にも気をつけましょう。

 時間が有れば、学校創設期の事を話します。


 

エイズ診療は、どこまで来て、どこへ向かうのか


国立国際医療研究センター      
エイズ治療・研究開発センター長   
岡  慎 一 (医学部28期)   


 治療の進歩によりHIV感染者は、エイズを発病することもなく、ほぼ普通の人と同じ寿命を全うできる疾患になったことは10年ほど前にお話ししております。今回は、その後の10年のさらなる進展についてお話ししたいと思います。

 治療効果が一定であれば、次の目標は治療の簡略化になります。現在は、1日1回1錠の薬を飲むだけでHIV感染症の治療は終了です。しかし現在これに留まることなく、月1回の注射で治療する臨床第III相試験が行われています。毎日薬を飲まなくてもいい時代がすぐそこまで来ております。
 予後の改善により出てきた新しい臨床の課題は、HIV感染者のagingです。現在、普通の高齢者と同じように癌・血管障害・認知症が新たな問題になりつつあります。感染症の中でもエイズ診療の超専門医である僕自身が、この年になり血圧や高脂血症、糖尿病などの治療をもう一度勉強しなければならなくなるとは思ってもみませんでした。おかげで、定年後は、そのまま総合診療医として働けそうです。
 日本で最も遅れている分野は、予防医学です。エイズ診療の分野でも、新たな感染を予防し次の世代にHIV感染症を残させないという対策に関しては、日本は大きく世界の後塵を拝しています。多くの研究から、治療を受けている患者からパートナーへHIV感染はうつらない(Treatment as Prevention: TasP)ことや、感染リスクの高い人が薬を飲む(Pre-Exposure Prophylaxis: PrEP)ことにより感染を防げることが証明されています。20代の感染者の生涯治療費は1億円と見積もられています。公衆衛生学的な観点からは、今お金がかかっても感染者を全例治療し、感染リスクの高い人にPrEPをすることで新たな感染者を減らすことができれば、将来的な医療費の削減につながることが示されています。世界では、エイズ診療の基本施策であるTasPとPrEP。エイズ無き次の世代を目指して、日本でも一日でも早くこの2つの施策を実現させる必要があります。