講演会のお知らせ(令和元年度)

   

                  講演会のお知らせ

                               青藍会会長      桜井 えつ

                               講演会実行委員長   赤池 雅史

                               蔵本祭学術講演委員長 久保 美和


第36回青藍会・医学科講演会を下記のとおり開催いたします。多数のご参加をお待ちしています。

講 師 独立行政法人国立病院機構 理事 名古屋医療センター院長

    (前名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器内科学教授)

     長谷川 好 規 先生

日 時 令和元年11月2日(土)15時30分~17時

場 所 徳島大学藤井節郎記念ホール(蔵本キャンパス)

演 題 「徳島大学での学びと現在の私」〜 呼吸器病研究へのいざない 〜

 肺は、外界から吸入された空気と全身からの血液の接点にあり、酸素と二酸化炭素のガス交換の重要な臓器であるとともに、空気により運ばれてくる微生物をはじめとする有機物や無機物などの外来抗原に絶えずさらされています。同時に、血流により運ばれる内的抗原に暴露されながら、精緻なメカニズムにより恒常性を保ち、健全な肺と呼吸を司っています。しかし、このような外的・内的抗原に対する生体防御機構のバランスが崩れることにより、肺を応答の場としてさまざまな疾患が発症します。この応答の背景には、個体が内在する遺伝的要因と外的に暴露される環境的要因があり、その相互関係により、様々な疾患が成立することになります。私は昭和55年(1980年)に徳島大学医学部を卒業し、先進的な臨床研修制度を採用していた名古屋大学関連病院での初期研修を開始しましたが、学生時代に、この免疫応答の場としての肺に興味を持ったことが、のちに呼吸器内科を専攻することにつながりました。特に、鮮明に記憶している臨床講義があり、それは第一内科学講座三好和夫教授の講義で「Human adjuvant disease」の疾患概念の提示でした。生体への異物の移植により全身症状の1つとして肺障害を発病した症例で、学生として新鮮な驚きをもって講義を受けたと記憶しています。本講演会では、1.移植医療に関連する閉塞性細気管支炎研究、2.肺癌治療とゲノム医療、3.肺炎の疫学研究と今後の肺炎研究のあり方、4.特発性間質性肺炎のAI研究について、名古屋大学での呼吸器病研究と今後の将来展望について報告いたします。


※本講演会は徳島大学創立70周年記念事業「ホームカミングデー」を兼ねております

                              共催 青 藍 会

                                 医 学 科

                                 睦 眉 会(保健学科同窓会)